「無知なんだよ、それが強さなんだ」

13歳で失恋し努力してもかなわぬモノがあると悟った僕は、19歳で奇跡が訪れ、ある人と付き合うことになった。

京都の町は坂道があろうが雪が降ろうが、彼女のためなら全速力で走り続けられると思ったし、親の脛をかじりながら生きているのに「家族なしでもやっていける」と思った。僕は何にでもなれると思った。愛は根拠のない自信も与えてくれたのだ。

その時、気づいていればよかったと思うことがある。

 

自分は無知なのだ、何にも知らないのだ、答えなんて出せないのだ、ということを。

社会はどうあるべきかとか、人はどう生きるべきかとか、なぜ電気は家に届くのかとか、米の値段は誰が決めるのか、などなど、疑問はすべてテレビやラジオのノイズで消して、「調べればすぐにわかるさ」で済ませてきた。

 

自分が無知であることにさえ気づかずに、指摘されても認めずに生きてきたのだ。

こんな若者がおとなになったらやっかいだ。

世の中のことは何でも知っている。違う意見には耳を貸さないどころか全否定。

こうと決めたら引き下がらない、「俺様はそうやって生きてきたんだ」と絶叫~~!!

 

もうやめようよ。

変わろうよ。

いつまでも変われないのは、自分の「無知」を認めないからだと思う。

幸い、僕は自分の無知に気付いた。遅いんだけどね。

無知だから「本」を探り、人に聞く、この繰り返し。

すると少し強くなれた気がする。

常に無知を知る。

これが理想。

若者たちよ、自身の無知を知れ! 恥じることなく!

 

追伸

「無知」って自虐的なことばかりではない。

「無知」でいられたら「新発見」がある。これはデカい!

姉妹店「イリガン咖喱店」夜営業のお知らせ

イリガン咖喱店

第2週 11月12日(金)から毎週 金曜・土曜 夜8時まで営業します。

夜もぜひ、ご利用ください。

 

今月のお休みは

定休日:毎週火曜日

臨時休業:11月5日金曜日 

「3つの約束」

今、僕の注意していることを3つ書きます。

 

ひとつ、「反射神経で動かない」

 

「メールの返信は早く」「スピード感が大切」「ニュースはスマホの見出しで理解」

「わからぬことはすぐに検索」

そんなことが良しとされる現代社会。

みんな反射神経だけで生きてませんか?まるでアレクサになったみたい。

思考を停止して反射的に行動しても何も残らないでしょう?

どこに向かいたいのか、自分の意志より何かに反応するだけで、ただただ忙しそう。

そんな状態が続くと、

何かがないと何もできない人間になってしまうのではないかと危惧しています。

悩む、考える、そして無駄な時間。そこから哲学や理念が生まれると思うのです。

あっ、愛もね。

 

ふたつ、「友達の枠を外す」

 

友達って何人いるんだろう?

あの人は友達? じゃあ、あの人は? 親友っている? Face bookの友達は本当に友達? 

そんなこと考えてたら友達の定義がよくわからなくなり、

出した結論が「出会った人はみんな友達」!

なんでもっと早く気付かなかったんだろう?

友達だと思えば、もっといろんな話ができるし相談もできる。

第一、友達と一緒に仕事できたら最高じゃん!

枠にとらわれ、自分を狭くしていました。

波長が合わないなと思ったら、そっと距離をとるだけ。これでいい。

あなたと出会ったら、その瞬間から友達です。

 

みっつ、「腹八分目」

 

これは特にありません。

 

一文字弥太郎

「言葉を武器にするな!」

あなたが好きとさりげなく言える人が好きです。

あなたが好きと言えない人はもっと好きです。

 

ああ、麗しき中2の頃です。

三原の駅前にある書店で、こんな詩を見つけ「今の自分じゃん」と思い、

片思いの恋に落ちました。

「好き」という言葉を初めて意識した時のことは鮮明に覚えています。

 

例えば、こんなイメージ。

ショートカットで陸上部、ひとりで朝練、クラスで一番早く学校に。

僕は、学校なんか嫌いなのになぜだか早く行くと「おはよー」と、満面の笑みの彼女。

校庭を走る姿を追う、心が波打つ、なんだ?!この感情、

ぼんやりとしか見えない霧のような中で、

あの時読んだ詩集の「好き」という言葉がサーチライトのように僕の心を照らし出す。

ああ、これが「好き」という感情なんだ。

 

言葉は自分の心を照らすサーチライトであって欲しいと思うのです。

しかし、今、言葉は誰かを攻める武器になってないか?

言葉は人を平気で死に追いやります。

だから、言葉を武器にするはやめましょう。

 

かつて「撤退」は「転進」、「全滅」は「玉砕」

あの時の言葉は、誰かを騙す道具でした。

今、どうなのか?

 

言葉を大切にしたいと思うのです。

きょう、一番大切な人に「好きだ」「愛してる」と言ってみてください。

言葉を味方にすると、現実が変わります。

言葉には、そんな力があると信じています。

「自分の機嫌くらい自分でとればかものよ」

恥を承知で告白します。

「自分の機嫌をとるのは自分」だと悟ったのは、かなり年をとってからです。

申し訳ありません、、、これまで僕に関わってくれた皆さんに、心より謝罪します。

ごめんなさい。

 

僕の機嫌が悪くなるのは、まわりにいる誰かのせいで

僕の機嫌が悪くなるのは、突然切れた電池のせいで

僕の機嫌が悪くなるのは、不安にさせる「社会」のせい。

そんな風に思って生きてきました。

だから、24時間常に機嫌が悪かったのです。

 

茨木のりこさんの詩に「自分の感受性くらい自分で守ればかものよ」がありますが

まさに「自分の機嫌くらい自分でとればかものよ」です。

逆境の中にいて希望を失わぬ人に出会い、

あるいは自分のこどもが親のせいにせず自立するのを見て、遅ればせながら

自分の機嫌は自分でとるものだと気づきました。

 

寝る、好きな本を持ってひきこもる、好きなものをたらふく食べる、飲む、筋トレする、

空や海を見る、サウナに行く、落語を聞く、「きっとうまくいく」とつぶやく・・・

機嫌をとる方法をいくつか見つけたら、心が楽になりました。

 

これまで自分のまわりで機嫌が悪い人がいたら、

何で機嫌が悪いのか推測してドキドキハラハラしてましたが、

あの人の機嫌の悪さはあの人の問題、僕には関係ないと思えるようになったのです。

怒るのも同じです。

誰かのために、何かのせいで怒っているのではありません。

その人が怒りたいから怒っているだけ。

 

最近よく思うのですが・・・

「みんなのために」「社会のために」「○○のために」という人は、

かなりの確率で機嫌が悪いか怒っているかのどちらか。

なので、できるだけ避けています。皆さんもご用心を!

さあ、美味しい珈琲とカレーで、機嫌なおして行きましょう。

                                                                 

一文字 弥太郎

祝4周年!!

6月1日でイリガン珈琲店は4周年を迎えます。昨年の3周年ほど映えない周年はないなと思っておりましたが、まさか昨年以上にモヤモヤした周年になるとは…辛いものですが、それでも4年やってこられたのはやはり皆様のおかげです。

心より感謝申し上げます。

さて、めでたく5年目を迎えるわけですが、さらなるステップアップを求めていろいろと挑戦しようと計画中です。

お知らせできるタイミングで順次おしらせしますが、ひとまずこちらを。

 

【定番のコーヒー豆を決めます!】

開店当初から毎月コーヒー豆の銘柄を変えてきましたが、お客様から特に人気のある銘柄でなおかつ安定した品質で適正な価格のもの(高すぎず、安すぎず)を5銘柄セレクトし固定することとしました。

焙煎度は浅ヤキから、深ヤキまでその都度変えていきます。

4年間いろいろな豆を扱ってきた上での5銘柄なのでどれも必ず美味しいと思ってもらえるはずです!

 

気になるメニューはこちらから

スタンダードコーヒーメニュー

 

とはいえ、コーヒー豆の業界も日々進化をしております。次々と新しい豆が出てくる中でそれを試さないのはもったいので、

1銘柄だけ月替わりとしてセレクトしていきますので、お楽しみに。

 

【スタッフの募集もまだしています】

いろいろとやりたいことはあるんですが、それらをやるにはあと少しだけ仲間が足りません。

まだまだ募集中なので、是非お気軽にお問い合わせください!

https://www.irigancoffee.com/blog/4629/

緊急事態宣言再延長ですが…【6月の営業スケジュール】

緊急事態宣言再延長ということで、6月20日までたくさんの飲食店が休業、時短営業を強いられているわけですが、

当店は要請対象に当たらないため、通常通りの営業をしております。

いつも気をつけていることですが、衛生面に特に気を払いながらできるだけいつも通り営業してまいりますので是非ともつかの間の日常を取り戻しにご来店くださいませ。

スタッフの募集をしております。

 

イリガン珈琲店、イリガンカレー店では新規アルバイトスタッフの募集をしております。

お気軽に下記連絡先までお問い合わせください。

 

<イリガン珈琲店>

TEL : 080-9138-4946

MALL : info@irigancoffee.com

 

「愛しのゾルバ」

暗い話でごめんなさい。

21年間そばにいてくれた愛猫が亡くなりました。

名前は「ゾルバ」。劇団四季のミュージカルにもなっている世界的ベストセラー「カモメに飛ぶことを教えた猫」の主人公です。

僕にとっては、気品の高い雌猫で

『フン、命令するのはアタシだから』『そばに行ってやるよ、ほら』

『そんなことでイチイチ落ち込むんじゃないよ』『おい、抱っこしてくれ、寒いんだよ』

よくそんなことを言われてました、たぶん。

でも、もういません。悲しいです。

今も部屋のドアを開けると鳴き声が聞こえてきそうな気がします。

 

悲しみを乗り越えるときに必要なのは

「自分にやさしく」「悲しさと戦わない」「感情を殺さない」「無理に決断なんてしない」

といろいろありますが、一番必要なのは「悲しい、と言える人がいること」。

たくさんいなくてもいい、ひとりいれば十分。

家族でなくても構わないし、きょう出会ったばかりの人だっていい。

 

悲しいときに悲しいと言える人がいることは、とても幸せ。

そして、悲しいときに悲しいと言えたら、強い人になれる。

そう信じています。

 

コーヒーを飲みながら、ふと。

今まで一番悲しみを聞いてくれたのは、ゾルバだったことに気付く。

僕はとても幸せだったのだ。

これから君をめざしてみよう。

誰かの悲しみを聞き、余計なことを言わず、秘密も漏らさず、最高にミステリアスに。

ありがとう、ゾルバ!

                                                                 

一文字 弥太郎

VALENTINE BLEND 2021

 

今年のバレンタインブレンドはナチュラルの豆のみをつかってよりフルーティでワイニーな味をめざしました。

同じナチュラルの豆でも、豆の硬さ、水分の量が全然違うので必然的に焼きムラが出てきます。がむしろそれが味に複雑さをもたらしよい味になりました。浅ヤキなので、酸味はしっかりと、柑橘系と言うよりぶどうやいちごのような酸味を感じます。2月いっぱい販売しますので、ぜひお試しください。

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