「手放すという生き方」

僕は「テバナス」ことが苦手でした。
「テバナス」には、「手離す」と「手放す」がありますが苦手だったのは「手放す」です。
距離をおくことではなく、あるモノから解放される、何か自由にするということが苦手でした。
おとなになってからもそうで、
お金や仕事。あるいは、恋人とか家族。
一度しか着てないスーツや引き出しの奥に貯まった資料も含め、
僕は「手放す」ことができませんでした。
しがみついているのですね、しがみついていないと自分が心配だから。
見張ってないと誰もいなくなるのではという恐怖心がありました。

ずっと。人生「つかむ」ことばかり学んできました。
<100点を手に入れろ><委員長になれ><夢をつかめ><偏差値を手に入れろ>
<一流企業の内定をつかめ、出世しろ><年収1千万をつかめ><玉の輿をゲットしろ>
とにかく全部手に入れることばかり。
もちろん、全部指の間からこぼれて行きました。
振り返ると、一度も「手放すこと」を習った記憶はありません。
(もちろん、自分で学ばなかった後悔も含め)

それでも長く生きていると「つかんでいるモノ」があり、
それを手放すのが怖くて、手に入れたモノすべてに執着していました。
仕事や愛も手にしている状態を保つだけで精いっぱい。きつい。
そんな僕に『手放すために生きなさい』と教えてくれた人がいます。
あなたは手放すために生まれて来た、と。その瞬間、心がラクになりました。
あ、手放していいんだ。
あ、放すよ。
これ、悪いことじゃないんだ。
そんな感覚。
あなたも手放してみませんか?いろんなこと。
その人と出会ったのは、
イリガン珈琲店の本棚に置いてあったショップカードがきっかけ。
ここはいろんな交差点。
ぜひ、チェックしてみて。   

 

一文字弥太郎

「珈琲を飲みながら」

最近、ガツンとやられた若者に出会いました。
尾道市に浮かぶ向島でアーモンドを栽培している男3人組「みなと組」です。
平均年齢21.6歳、自称「アイドル農家」。
アーモンドは収穫まで5年かかるので、それまでアイドル(?)として活動するのだそうです。
畑とは別に、尾道の昭和レトロな繁華街・新開エリアに2月末お店をオープン予定。
店名は「アニマル」。(理由は長くなるので省きます)ここでアイドル農家として活動。
尾道の柑橘農家が出荷できない柑橘(キズモノ)を使い、ジュースやカクテルを提供し、アーモンド収穫までの布石にするとか。
僕が取材したのは、加藤さんと岩井さんの2人。
加藤さんは、農業経済学を専攻していたけど『学校で勉強するより勉強したい事をプロに直接会って話聞いた方が早いじゃん!と思ってしまいどんどん熱が冷めてしまって…
結果地元に帰って自分で農業を始めてしまいました』、
岩井さんは大学に行くも『深夜の図書室でふと休憩中に思ったんですよね。これ本で勉強できるわ、本でいいじゃんって』、入学して3ヶ月で辞めたそうです。 なんだ、この身軽さ!
しかも、考えてないようでしっかり思考している!
考えてないのは「いろいろ言われるのは面倒だからこのままでいっかー」の自分でした。
だって何も結論を出せず(出さず)、愚痴ばかりの繰り返し。

 

あなたは今、自分を楽しんでいますか?
何が起こるかわからないのに、未来の不安に立ち止まっていませんか?
そんなあなたにおすすめの本が、イリガン珈琲店の本棚にあります。
「インドのけもの」
とら、ぞう、うし、しか、へびなど、インドを代表する動物たちが
部族に伝わるさまざまな芸術様式で描かれています。ハンドメイドの絵本です。

 

常識はいったん捨てて、本を開いてみてください。
『目の前にあるそのままでなくていい、あなたの心を絵にすれば』・・・そんな本です。
自分の心に忠実に、明日の絵を描いて行きましょう。

 

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自分の感受性くらい

うまくいかないことがたくさんあります。人生は思うようにいかないことの連続です。

「なんでこうなるん?」

ひとつ乗り越えたと思ったらまた「うそじゃろ?」と思うことが勃発。

 

仕事がうまくいかない

家族と折り合いが悪い

友人に裏切られた

恋人と仲違い

誰もわかってくれない誰もわかってくれないダレも・・・

 

「私は悪くないのに!」と心がざわついたら、珈琲と和菓子でひと息入れましょう。

 

誰かのせいにして、気が済みましたか?

隣人や社会のせいにして、心は晴れましたか? 

それで、ものごとはうまく進みましたか?

 

誰かのせいにしているときは、何もしていないのと同じ。

イリガン珈琲店の本棚に、そんなことを気づかせてくれる詩集があります。

 

茨木のり子 「自分の感受性くらい」

 

   ぱさぱさに乾いてゆく心を

   ひとのせいにはするな

   みずから水やりを怠っておいて

 

   気難しくなってきたのを

   友人のせいにするな

   しなやかさを失ったのはどちらなのか

 

 ・・・続きは、ぜひ詩集を読んでください。最後にガツンとやられますから。

 

 

 

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夕焼けポスト

2020年!

今年のうお座は「次のわからないに向かっていく」「開運を目前にした大切な一年」など

ありがたい予言が占いのページに書かれています。

 

占い=統計学という人もいますが、そんな大量の統計データを見たことがないので、
僕は、占いは「占い」なんだと思っています。

ちなみに。大学生のとき、とても好きだった人に「うお座とは相性が悪いから」という理由でフラれたことがあります。

彼女は乙女座でした。
乙女座は完璧主義なんだそうです。
乙女座に限らず、完璧主義な人は無理です。うお座に関係なく、僕はズボラですから。

 

僕たちは、未来が知りたくて知りたくて、でも知ることができなくて、
実は知るのもとても怖くて、
だから未来のかすかな光と陰を覗くことで、今を落ち着かせています。
その作業を手伝ってくれるのが占いだと思っています。とても崇高な仕事です。

 

でも、未来って本当にあるのでしょうか?
過去はあります。
頭の中に「昨日」や「去年の夏の思い出」「もっと前の懐かしい記憶」がありますから。
でも、未来って本当にあるのでしょうか?
明日(未来)のことを考え、準備する「今」は確かに存在しますが、
明日になれば・・・
未来と思っていた時間は「今」になり、過ぎれば「過去」に。
そしてまた未来を想う。その繰り返し。
未来はあるのだけれど、未来に立つこと、未来に生きることはできないのです。

 

『僕たちは、過去に学び、瞬間、瞬間に生きる!それしかできない!』

 

そう思ったとき、明日やもっと先の不安におびえている自分が嫌になりました。
今を生きましょう、精一杯。それだけで、きっとだいじょうぶ。

 

そんな物の見方を変える=観自在な方法を教えてくれる一冊が本棚にあります。

 

・・・・・・続きは、イリガン珈琲店で。

 

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漂流郵便局は、実在した?!

瀬戸内海に浮かぶ人口わずか230人ほどの島、香川県・粟島に
行き先不明の手紙が全国からたくさん届く「漂流郵便局」があります。

 

1991年で閉鎖された粟島郵便局を
2013年の「瀬戸内国際芸術祭」でアーティストが期間限定で開局しましたが
その後も手紙が寄せられるので、島の元郵便局長さんが守り続けています。

僕は2回訪ねたことがあります。
一度は仕事、一度はプライベートで。
確か、漂流してきた手紙は3万通近いと聞きました。
それがレトロな郵便局に展示されていて、手に取って読むことができます。

 

手紙の住所は、「漂流郵便局」。
宛名は、亡くなった親や子の名前、昔の恋人や恩師、天国にいるあの人など
差出人の心にひっかかったまま落としどころのつけられない「誰か」です。

 

島に打ち返す波音を聞きながら
手紙を出した人の「後悔」や「自責の念」、「嗚咽のような叫び」、声に出しても届かない「苛立ち」、

何よりずっと思い続けているという気持ちに触れると、涙が出ます。

 

「漂流してもだいじょうぶ!」

 

僕らは今、YESかNOか?それをやって儲かるのかどうか?
求められるのは、最短距離!最速!最高の価値!
働き方改革とは名ばかりで、無駄のない合理化&効率化で最高の利潤と内部留保。
ひとつ疲れて、その流れに逆らい漂流してしまったら、どうなるのでしょう?

 

・・・・・・この続きは、イリガン珈琲店で。

 

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どうすればうまく行くか?教えてあげよう

三原から出てきて、ラジオやテレビの華やかな世界に戸惑っている僕に
後で人生の師となる大先輩が教えてくれた言葉があります。

「本を読め!人に会え!そして、旅に出ろ!」
これを繰り返していれば、たいていのことはうまく行く。

大先輩の言葉は、右も左もわからぬ僕には沁みました。
どんなアドバイスより、的確で、普遍的でした。
以来、可能な限り実践しようと今も努力を続けています。旅は日帰りがほとんどですが。

でも「本」も「人」も「旅」もすべてが最高~~!なわけではありません。
映画と一緒で「なーんだ、つまんない」
正直、ハズレがたくさんあります。
感動した本、出会ってよかったと思う人、行って涙した場所など、
そんなにあるわけがありません。
長く続けていると、それでいいんだと思うようになりました。
ハズレがあるからアタリがあるわけで。
アタリのためにハズレがあるわけで。
どっちも大切。
それがわかったとき、ちょっと心が軽くなりました。

乱読、雑読、来る人拒まず、旅の恥は笑いに変えて
これを続けて行けば、きっといいことありそうな。

イリガン珈琲店の本棚には、僕とってのアタリ本を何冊か置いています。
中でもおすすめは・・・
おっと、この続きはお店のメニューの中に。

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「正しいことを言うとき」について考えてみた。

最近、あおり運転が問題になっていますが
少し前から「キレる老人」「モンスターペアレンツ」「クレーマー」と
とにかく怒る人がたくさんいて、世の中は怒りで満ちあふれている。
パワハラだって怒ることから始まるし、
ワイドショーも「あの容疑者は許せない!」「厳罰にしろ!」のシュプレヒコール。
怒っている人は、元気に見えて目立つのでテレビは大歓迎なのでしょう。
あの「ぶっこわせ!」も、元気に見えてしまいます。
そして、やっかいなのが怒っている人は、常に自分が正しいと思っていること。
自分も昔、怒っていることが正しくて威厳を保つことと勘違いしていました。
愚かでした。
そんな自分を変えてくれた「詩」があります。
吉野弘さんの「祝婚歌」です。

「祝婚歌」  吉野弘

二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派過ぎないほうがいい
立派過ぎることは
長持ちしないことだと
気づいているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい

そして、この詩の中に「正しいことを言うときは」があります。

正しいことを言うときは 少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは 相手を傷つけやすいものだと 気づいているほうがいい

そういう人になりたいものです。全文は、イリガン珈琲店で。

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