「正しいことを言うとき」について考えてみた。

最近、あおり運転が問題になっていますが
少し前から「キレる老人」「モンスターペアレンツ」「クレーマー」と
とにかく怒る人がたくさんいて、世の中は怒りで満ちあふれている。
パワハラだって怒ることから始まるし、
ワイドショーも「あの容疑者は許せない!」「厳罰にしろ!」のシュプレヒコール。
怒っている人は、元気に見えて目立つのでテレビは大歓迎なのでしょう。
あの「ぶっこわせ!」も、元気に見えてしまいます。
そして、やっかいなのが怒っている人は、常に自分が正しいと思っていること。
自分も昔、怒っていることが正しくて威厳を保つことと勘違いしていました。
愚かでした。
そんな自分を変えてくれた「詩」があります。
吉野弘さんの「祝婚歌」です。

「祝婚歌」  吉野弘

二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派過ぎないほうがいい
立派過ぎることは
長持ちしないことだと
気づいているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい

そして、この詩の中に「正しいことを言うときは」があります。

正しいことを言うときは 少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは 相手を傷つけやすいものだと 気づいているほうがいい

そういう人になりたいものです。全文は、イリガン珈琲店で。

CONTACT
お問い合わせ

イリガン珈琲店へのお問い合わせ・オンラインショップの
ご利用お待ちしています。

このサイトを広める